茨城県古河市「藤屋」は本格的な手打ち麺の佐野ラーメンが食べられる名店!今のうちに行くべき理由とは?
今回の記事は古河市の有名なラーメン店「藤屋」です。
藤屋は2006年に現在の場所に移転したはず。(ラーメンDBを見る限りこの辺り)
それまでは旧ヨーカドーの近くにあった店なので、その頃から数えると30年位前から営業しているはず。
その頃はインターネットも未発達だったので検索しても全然情報が出てこない。
という事で一体いつから営業していたのか不明な位歴史のあるラーメン店です。
藤屋の特徴は、古河市では珍しい本格的な佐野ラーメンが食べられるという所。
麺も珍しい手打ち麺で太さがバラバラで柔らかいのが特徴になっています。
個人的には佐野ラーメンの人気店にも引けを取らないレベルの名店だと思います。
個人的な意見ですが、藤屋の手打ちラーメンに興味がある人は今すぐにでも行くべきです。
理由は後述します。
茨城県古河市 手打ちの佐野ラーメン藤屋の店主は既に半引退していた!現在はフィリピン人嫁が経営&麺打ちをしているとの事
何か急にこの記事のPVが増えてて謎だったんだけど、
「黙飯 MOKU MESHI TOKYO」というYoutubeチャンネルで藤屋が取り上げられていた事が原因だった模様。
このチャンネルは登録者数23万人もいる人気チャンネルのようで、藤屋の動画は1日で65,000も再生されている。
詳しくは別記事で書こうと思っているけど、現在86歳の店主のおじさんは既に半引退。
今は30歳のフィリピン出身の奥さんが経営&麺打ちを行っているとの事。
実際、この嫁さんが麺打ちをしている姿も映ってるけど、おじさんから技術をしっかり継承しているみたいなのでおじさんが引退しても大丈夫かな。
この記事を書いている時は知らなかったから今後の藤屋の行方が心配だったけど、嫁さんが引き継いでくれているなら安心。
息子も10歳との事で、やっぱりこの前店で見た小学生は実の息子だった模様(笑)
フィリピン人の嫁さんは真面目にやってるみたいなので本当に良かったなあ。
俺は完全にアジア系の人達に乗っ取られたと思ってたからねw
YOUは何しに日本へ?で「藤屋」が放送されました!(2022/10/31放送回)
【超有名な女性ラーメン職人】
古河市で超有名なラーメンの経営者だという女性YOUに遭遇。彼女は現在86歳になる先代の店主から指導を受け、70年続く味を受け継ぐ、ストイックすぎる女性ラーメン職人YOUだった。実は先代は、佐野ラーメンが誕生する時から腕をふるう重鎮。地元だけでなく、全国のラーメン好きからも絶大な人気を得る店なのだが…先代と現店主には驚きの事実があった!
何か急にこの記事のPVが増えて驚いたんだけど、テレビ東京系の番組「YOUは何しに日本へ?」で放送された影響の様です。
少ししか見れなかったけど、藤屋のおじさん、アジア系の嫁さんと息子も映ってましたね。
これでまた有名になってしまいそう。
藤屋に行ってみようかな?って人もいると思うけど、わざわざ遠方から来る程じゃないし、駐車場は狭く、いつでも混んでるので注意。ただし麺茹で時間が短いので客の回転は早い。
藤屋で修行したという店主の店「たけざわ」も注目!

藤屋は混んでいる事が多いので藤屋とほぼ同等の同じ手打ち佐野ラーメンの店「たけざわ」も選択肢に入ると思います。
たけざわは昼のみ営業だけど同じ古河市内にあるので近い。
「藤屋」の外観、駐車場はこんな感じ
「藤屋」は125号線沿いのハードオフの反対側にあります。
古河駅からは距離があるので車で行くしかないでしょう。
駐車場は店の前に10台分位ありますが、昼時や土日祝日は満車になる事も多い人気店なので注意。
店情報
・本格手打ちラーメン藤屋
・営業時間 昼11:30~14:30 夜17:00~20:00
・定休日 月曜日
高齢の店主なのでSNS系のアカウントは無いはず。
藤屋の店舗の奥には製麺所がある
藤屋のおじさんは店の奥の製麺所で手打ち麺を作っています。
今でも恐らく毎日かどうかは分からないけど、定期的に作っているはず。
手打ちの柔らかい麺は藤屋のオリジナリティであり歴史そのもの。
ネットの情報だとおじさんは現在85歳との事なので、いつまで麺を打てるか分からない。
2021年は体調不良で休業していた期間もあったので、藤屋のあの凄い手打ち麺が食べたい人は今すぐにでも行った方が良いでしょう。
85年の全てを掛けた魂の手打ち麺と言える出来です。
※正直、メチャクチャ美味いか?というと微妙な感じもするけど、藤屋の麺を他で食べる事は不可能なので歴史的価値があると思う
※「2時間半掛けて行ってみたけど微妙でした」みたいなレビューもあったけど、遠方からわざわざ来る程ではないので文句を言いたいだけの人は来ないで下さい
藤屋の店内、席数は?おじさんはもう麺茹でをやってないのか?
藤屋の店内は昔ながらのラーメン店という感じ。
カウンター席が6席位とテーブル席が4つだったはず。
ファミリーや大人数で行ったとしてもテーブル席が多いので問題なし。
店主のおじさんの嫁?の東南アジア系の女性、パートの同じく東南アジア系の2人の合計3名で営業していました。
おじさんはちょっとだけ来たけどすぐに車で出掛けて行った。
前回来たのは2年前位だった記憶があるけど、その時はおじさん、アジア系嫁、パートの日本人という構成でおじさんが麺茹でをやっていたが、今回は嫁のアジア系のおばちゃんがやっていました。
餃子はいつもパートの人が焼いてたけど、今回もそんな感じ。
嫁とパートの2人は異国の言葉でめちゃくちゃ喋ってたし、もう完全に乗っ取られてんな。
そして一番悲しいのは、おじさんのあの独特な麺茹で姿が見れなくなってしまった可能性がある事。
藤屋の手打ち麺は柔らかいので1分位しか茹でないんだけど、おじさんがリズム良く上下に揺れながら茹でる姿が特徴的で茹で時間も完璧なんだよね。
今でも短時間だけ麺茹でもやっているのかもしれないけど、今は麺打ちだけやってるのかも。
藤屋のメニュー(2022/02時点)
※2022/09位に値上げされた模様
おそらく50~100円位上がっているはず。まだ確認していないので細かい値段は不明。
・手打中華そば700円、大盛800円
・手打ち塩ラーメン700円
・生姜ラーメン800円
・手打にんにく中華そば800円
・つけ麺800円
・手打藤屋中華そば900円
・手打チャーシューメン950円
・ラーメンセット1100円(餃子、おしんこ、ライス付)
・餃子380円
色々種類があるけど、
「手打中華そば700円」スタンダードな佐野ラーメン
「手打藤屋中華そば900円」具が豪華になってる佐野ラーメン(のはず)
「ラーメンセット1100円」自分はいつもこれ
この辺がオススメです。
せっかく佐野ラーメンの店に来てるのに塩とかニンニクとか変なアレンジ物はやめましょう。
チャーシューメンもペラペラなものが増えても虚しいだけなのでオススメしないし、つけ麺なんてここの柔らか手打ち麺との相性全然良くないだろって思う(笑)
メニューは2021年の休業後から50円値上げした様です。
今の場所に移転してきた時のラーメンセットの値段は1,000円だった気がするので、ほとんど値上げをせずにやっているのは凄い。
「藤屋」ラーメンセット1,100円はこんな感じ
ラーメンセットは、手打中華そば、ライス、餃子、おしんこがセットになっています。
このセットは移転前は忘れたけど、移転後からはずっとこのセットのまま。
別々に頼むよりお得だし、二郎系が好きな人でも十分満腹になる量なのでオススメ。
「手打中華そば」は一番シンプルな佐野ラーメン。
薄いチャーシュー、海苔、メンマ、刻みネギ、ナルトが入っている。
「手打藤屋中華そば」はもっと色々乗ってくるはず。
藤屋の最大の特徴である手打ち麺はこんな感じ。
平打ちの柔らかい麺。
これが食感が良くかなり美味い。
で、おじさんの熟練した麺茹でによって更に良さが出るんだけど、嫁のアジア系のおばちゃんはどうなんだろうなあ。
おじさんから直伝されてるんだろうけど、極端な差は感じなかったけど何か微妙に違う気もする。
柔らかすぎるから上手く茹でないとダマになるんだよねこの麺。
スープはシンプルな鶏ガラベースの醤油。
化学調味料が割と多く入っているのでビリっと来るのは変わらず。
このシンプルさとサッパリした醤油がまさに佐野ラーメンという感じ。
本場の有名店との差はほとんど無いでしょう。
餃子は普通サイズが5個。
手作り感のある餃子。
下手くそなパートのおばちゃんが焼くと全然ダメなんだけど、今回は普通レベルかなー。
これはセットだから良いけど、単体で頼む程の物でもない。
ハッキリ言って冷凍餃子の方が美味い。
ご飯は茶碗一杯に入っていて多い方。
おしんこはキュウリの漬物。
googlemapのレビューは314件で4.0と高得点(2022/02時点)
googlemapのレビューは高得点。
まぁ、古くからのファンが多い店なので妥当かな。
分かりやすい佐野ラーメンの店である事、独特な手打ち麺が受けている理由でしょう。
店内に飾られているおじさんの麺打ちの様子。
こういう古くからの手法で麺を打っているラーメン店はどのくらい残ってるんだろう。
まさに文化遺産みたいな感じ。
雑誌とか新聞の記事も飾ってある。
藤屋の後継者問題はどうなるのか
問題はやっぱり高齢のおじさんがいつまで続けられるか。
アジア系の嫁さんは10年位前からいたような気がするんだけど、子供も小学生位になってたし、何とか技術が受け継がれると良いけどね。
もしおじさんが体調不良や亡くなった場合、もうあの麺を手打ち出来なくなるかもしれない。
そうなるといよいよ藤屋も終わりかな。
既製の麺でアジア系のおばちゃん達だけでラーメンを作って営業しても全然別の店になっちゃうし。
今の場所に移転してきた当時は日本人の嫁さんと息子がいたんだけど、いつだったか離婚し、元嫁と息子がラーメン店を作って独立。
場所はツタヤ総和店の近くの不動産屋のあたり。
しかし、この店は一年もしないうちに閉店したはず。
そしてなぜか出戻りして藤屋に元嫁、息子の二人がいた時もあったけど、またどこかへ出ていった感じかな。
で、その後、10年前位?にアジア系の嫁がいつのまにかいて妊娠もしてたので、あの小学生がおじさんの子供なのかな?
今回行ったらパパとか言ってた(笑)
よーわからんがそんな歴史がある店。
本格手打ちラーメン藤屋の住所、営業時間等
■本格手打ちラーメン藤屋
■住所 茨城県古河市小堤2010-1
■ 営業時間:11:30~14:30 / 17:00~20:00
■ 定休日:月曜日